詩に曲がつきました*詩「扉」

◆私の詩「扉」に曲がつきました。曲付きの「扉」は岐阜県グループホーム協議会が、「一般の方々にグループホームとはどんなものなのか」を伝えたいとのご意向で作られたDVDに収められています。岐阜県グループホーム協議会の井戸孝憲さんが作曲して、ご自身で歌ってらっしゃいます。私も校歌の作曲などをするなど作曲もしますので、この著作使用依頼をいただいたとき、どのような作曲になるのかとても楽しみでした。YouTubeで公開されていますので、クリックして、今日はその詩も掲載していますので、是非ご覧ください。◆また、当サイト内の「講演実績」が見やすくなりました。サイト内のホームページの「講演会」に入って、「実績」をクリックしていただくと都道府県別の講演回数を表す日本地図が現れますが、その都道府県をクリックすると、過去の講演日、場所など講演会情報をご覧になれます。また、「実績」の下の「開催済」をクリックしていただくと、これまでの講演会を全てご覧になることができます。どうぞご覧ください。http://www.k-fujikawa.net/kouen_kiroku.php

扉(とびら)   藤川幸之助

認知症の母を
老人ホームに入れた。
認知症の老人たちの中で
静かに座って私を見つめる母が
涙の向こう側にぼんやり見えた。
私が帰ろうとすると
何も分かるはずもない母が
私の手をぎゅっとつかんだ。
そしてどこまでもどこまでも
私の後をついてきた。

私がホームから帰ってしまうと
私が出ていった重い扉の前に
母はぴったりとくっついて
ずっとその扉を見つめているんだと聞いた。
それでも
母を老人ホームに入れたまま
私は帰る。
母にとっては重い重い扉を
私はひょいと開けて
また今日も帰る。
『満月の夜、母を施設に置いて』(中央法規)


【詩*藤川幸之助】
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